ポルトガル、こんにちは!

ポルトガル、子育て、ガストロノミー、事業について、忘れない様にぼちぼち書いています。

心コロナになる。

2020年、3月19日、ポルトガルは父の日。

*ポルトガルはカトリックの影響でサン・ジョゼ(聖ヨハネ=聖母マリアの夫、イエスの義父)の日を「父の日」と定めている。

 

そしてパンデミックとなったコロナウィルスにより、緊急事態宣言でかなり厳しい体制がひかれた日でもある。

基本的には外出禁止。家の住人以外への接触も禁止。軽く軟禁状態。

外出は軽い散歩等はOKだけど、2人以上のグループは禁止。他の人とは4m離れる事。

レストランやバーはTake away(テイクアウト)のみの営業が可能。パン屋さんやコーヒーショップは店内には入れない。入り口で、あれとこれくださーい。と注文する。コーヒーは紙コップである。(それでも外で飲みたいポルトガル人)

65歳以上の夫婦や独身生活の人達には生活雑貨のデリバリーサービスがある。

子供達は遊びをさせて下さい。

が、友達と遊ぶのは推薦していません。

陸海空、物資輸送以外は出入り禁止。

最近では、4km範囲の移動のみと追加された。

かなり徹底している。

 

約半月が経った今、とても感じる事がある。

健康体(だと思っているが、検査はしていない。)の人が、コロナ感染者(予想者、風邪引き等含め)を見る目が、何故か上から目線。

まるで犯人、容疑者、バイ菌でも見る目。

健康体の人は,表面に現れてないだけで充分に感染者かもしれないのに。

検査を受けてない人はみんな可能性があるのに。

コホッっと咳をする、少し熱がある、風邪の症状が見られる、頭痛がする、下痢、体調を崩した。

と口を滑らせてしまっただけで、検査へ早く!(=移すな。隔離しろ。)と言われる。

少し熱があるので仕事(既に在宅ワーク中)を休みます。もし明日変わらなければ病院へ行きます。と言った。

"分かった。ゆっくり休養取って、検査機関に電話して相談してご覧なさい。違うとは思うけどね。この時勢だから。"

位の答えを期待していたら、

"今すぐに保健所へ電話しなさい。番号はこれ。それから絶対に一歩も家から出ないように!"と言われた。無言の圧力があった。。。

もう私をコロナ感染者扱い。

あ、身体の心配ではないのね。と直ぐに分かった。

ダルさのまま、繋がらない電話番号に何十回もかけた。

"で?どうだったの?"との催促があり、"何度もかけますが繋がりません。"と言うと、繋がり難いのよ、かけ続けて。"との圧力。休みたいのですが。。と思いながら、結局、夜10時にビデオ診察の予約が出来た。

医者は私の状況と症状を聞くと、感染はほぼ不可能。との判断が出た。検査は現在の症状では必要無い。でもそれ以上熱が上がったり、呼吸が困難になったら直ぐに連絡をする事。とにかくとても国民が敏感になり過ぎている。

緊急事態宣言の法律通り、軟禁状態を続けて下さい。との事。

先生の言葉で多少は救われたが、周りの優し〜い検査を勧めた言葉は、コロナウィルス以上に苦しめれた。胃が一気にキュってなった。

疑心暗鬼になり、心がコロナになってしまった。自分でコロナなじゃないか?と思う様になってしまっていた。

 

健全なあなたが本当はコロナ感染陽性者で、風邪等でたまたま不健康になった我々が陰性かもしれませんよ。

こうなるのは結局、全ての人が堂々と検査を受けられてないからでしょうね。

みんな一気に受けられるシステムが普及します様に!

孫正義氏が、100万人にコロナ検査を無料でと言った事は非常に素晴らしく、きっと喉が痛い人何かちょっと不安だったりする人が、多く望んでいたと思う。日本は感染者のデータがいる。

孫正義社長,

韓国やヨーロッパの様にドライブスルーで実施ってのはどうでしょうか?

医療崩壊で避難殺到だったらしいけど、それ以前に国が崩壊するんじゃない?って思いました。私は風邪も治りましたが、是非受けたいです、孫正義社長!!